鉄道旅行を中心に、世界遺産から珍スポットまで、なんでもアリの旅行記
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名古屋~大阪~那覇~平良(宮古島)~石垣~基隆・高雄(台湾)を結ぶフェリーを運航していた有村産業。
それが突然、2008年6月6日を最後に運航を停止してしまった。
その理由が原油高と石油会社から提示された条件。
「これからは燃料を供給するとき、現金決済してください」
要は一般の人がガソリンスタンドで給油するとその場で支払うように、あなたの会社もその場で支払ってくださいということ。
会社間の取引は、あとで一括清算するのが普通だから、この条件は「あなたは信用できません」と言われたも同然。
よっぽど支払いが滞っていたのか・・・。
1999年に会社更生法が適用された過去もあるし。
この時の倒産、沖縄県の企業としては過去最大の負債額だったそうだ。
(その記録はあとで塗り替えられたけど)
非常に悲しい最後を迎えてしまった有村産業。
会社としてはこのまま解散、廃業してしまった。
過去に一度乗船したことがあるので、当時の様子をご覧ください。
この地図の右端の島が石垣島。その左は西表島。
>大きな地図で見る
ここは石垣港客船ターミナル。
石垣島の市街地にある、小浜島などへの船が出る港からはだいぶ離れた場所にある。
これから乗船するのは台湾の基隆行きフェリー。
本来なら3日かけて名古屋~台湾を乗った方がいいと思うけど、そこまでやる勇気も時間もなく、石垣島まで飛行機で飛んできてしまいました (^^;

客船ターミナルで乗船手続きをしなくては。
でも、ターミナルに窓口がどこにもない。
あるのは待合室と売店だけ。
うろうろしていたら貼り紙を発見。
「乗船手続きは、ここから徒歩5分の美崎運輸で行ってください」
ということで徒歩5分の運送会社のカウンターでパスポートを出して乗船手続き。
そしてまた客船ターミナルに帰る(-_-;)

待合室でぼ~っと港を眺める。
台湾へ行く船は週2便だけ。
那覇に行く船だって週に数便。
客船ターミナルに免税店なんてあるわけがない。
1つある売店は地元のおばあ達の憩いの場。
船に乗りそうなのは数人だけ。
みんな、ぼ~っと港を眺めるだけ。
あっ、船が見えてきた。
すでに出航時間を過ぎているんだけど (^^;
着岸すると、高校生の団体がぞろぞろと降りてきた。
そのあとすぐには乗船できず、しばらく待たされる。
そして乗船の案内があり、船内へ。
その前になにか大切なことを忘れてないかい?
出国審査はどうした!?

まずは船内のロビーでチェックイン。
まだ船室には入れないので、ここで待つように案内される。
そして、しばらくすると放送が。
「乗客の皆さま、只今より出国審査を行います。
パスポートを持ってロビーにお集まりください」
この写真が出国審査の風景。
名古屋・大阪・那覇・宮古島から乗っていた乗客が、パスポートを手にして集まってきた。
ロビーに置かれた折畳み机の前に並び、出国審査を受ける。
のどかというか、なんていうか ( ̄▽ ̄;)

船室は8名定員の2段ベッド。
今回は昼間の航海なので、荷物を置いたらずっとデッキで過ごしていた。
当時の時刻表は、石垣11:15→基隆17:15
1時間の時差があるので、7時間の船旅

あとは出航を待つばかり。
デッキで港をぼ~っと眺める(またかよ・・・)。
実際やることがなくて。
この下のデッキにはジャグジーがあるけど、使われていない。
バブル全盛の頃にはクルーズ・フェリーと銘打って豪華な船旅を演出していたけど、1999年に会社更生法適用を申請。
乗船したこのときも、経費を切り詰めているなぁと感じられたほど。
レストランも営業時間を短縮、大したメニューもなく寂しい状態だった。

このフェリーが運ぶメインは、人間より貨物。
岸壁を見ていると、次々にコンテナを積んだトレーラーが船内へと吸い込まれていく。
実はこの日の乗客、全部で15人(出国審査のとき数えました)。
これじゃ、人間の方にお金をかけられないよなぁ。

この日は揺れもなく、快適な航海。
大海原を進むと多くの貨物船とすれ違った。
この航路は台湾と日本を結ぶ物流の大動脈。
青い海に何隻もの貨物船が行き交う光景は壮観!
そして日が沈みかけるころ、遠くに大きな島影が。
たくさんの建物も見える。
与那国島などの離島とは全然違う。
台湾島だ!

日が沈んでいく・・・。

辺りが暗くなった頃、台湾の基隆港に着岸。
2時間近く遅れただろうか。
遅れたおかげで船から夕日を見ることができたけど。
ちなみに台湾の入国審査は、下船してから客船ターミナルで。

国際航路としてはあまり有名でなかった有村産業。
観光旅行なら2泊3日で行く人も多い現在、名古屋や大阪から片道3日かけて台湾、というのはなかなか利用しづらいだろう。
下関~釜山を結ぶ関釜フェリーにはたくさんいる「運び屋さん」のような人もいなかった。
客船としては厳しいのが現実だったのだろう。
有村産業の運航として停止した後、この航路を引き受ける会社を募集していた。
だけど引き受け手もなく、このまま廃止に・・・。
さよなら、有村産業。
それが突然、2008年6月6日を最後に運航を停止してしまった。
その理由が原油高と石油会社から提示された条件。
「これからは燃料を供給するとき、現金決済してください」
要は一般の人がガソリンスタンドで給油するとその場で支払うように、あなたの会社もその場で支払ってくださいということ。
会社間の取引は、あとで一括清算するのが普通だから、この条件は「あなたは信用できません」と言われたも同然。
よっぽど支払いが滞っていたのか・・・。
1999年に会社更生法が適用された過去もあるし。
この時の倒産、沖縄県の企業としては過去最大の負債額だったそうだ。
(その記録はあとで塗り替えられたけど)
非常に悲しい最後を迎えてしまった有村産業。
会社としてはこのまま解散、廃業してしまった。
過去に一度乗船したことがあるので、当時の様子をご覧ください。
この地図の右端の島が石垣島。その左は西表島。
>大きな地図で見る
ここは石垣港客船ターミナル。
石垣島の市街地にある、小浜島などへの船が出る港からはだいぶ離れた場所にある。
これから乗船するのは台湾の基隆行きフェリー。
本来なら3日かけて名古屋~台湾を乗った方がいいと思うけど、そこまでやる勇気も時間もなく、石垣島まで飛行機で飛んできてしまいました (^^;
客船ターミナルで乗船手続きをしなくては。
でも、ターミナルに窓口がどこにもない。
あるのは待合室と売店だけ。
うろうろしていたら貼り紙を発見。
「乗船手続きは、ここから徒歩5分の美崎運輸で行ってください」
ということで徒歩5分の運送会社のカウンターでパスポートを出して乗船手続き。
そしてまた客船ターミナルに帰る(-_-;)
待合室でぼ~っと港を眺める。
台湾へ行く船は週2便だけ。
那覇に行く船だって週に数便。
客船ターミナルに免税店なんてあるわけがない。
1つある売店は地元のおばあ達の憩いの場。
船に乗りそうなのは数人だけ。
みんな、ぼ~っと港を眺めるだけ。
あっ、船が見えてきた。
すでに出航時間を過ぎているんだけど (^^;
着岸すると、高校生の団体がぞろぞろと降りてきた。
そのあとすぐには乗船できず、しばらく待たされる。
そして乗船の案内があり、船内へ。
その前になにか大切なことを忘れてないかい?
出国審査はどうした!?
まずは船内のロビーでチェックイン。
まだ船室には入れないので、ここで待つように案内される。
そして、しばらくすると放送が。
「乗客の皆さま、只今より出国審査を行います。
パスポートを持ってロビーにお集まりください」
この写真が出国審査の風景。
名古屋・大阪・那覇・宮古島から乗っていた乗客が、パスポートを手にして集まってきた。
ロビーに置かれた折畳み机の前に並び、出国審査を受ける。
のどかというか、なんていうか ( ̄▽ ̄;)
船室は8名定員の2段ベッド。
今回は昼間の航海なので、荷物を置いたらずっとデッキで過ごしていた。
当時の時刻表は、石垣11:15→基隆17:15
1時間の時差があるので、7時間の船旅
あとは出航を待つばかり。
デッキで港をぼ~っと眺める(またかよ・・・)。
実際やることがなくて。
この下のデッキにはジャグジーがあるけど、使われていない。
バブル全盛の頃にはクルーズ・フェリーと銘打って豪華な船旅を演出していたけど、1999年に会社更生法適用を申請。
乗船したこのときも、経費を切り詰めているなぁと感じられたほど。
レストランも営業時間を短縮、大したメニューもなく寂しい状態だった。
このフェリーが運ぶメインは、人間より貨物。
岸壁を見ていると、次々にコンテナを積んだトレーラーが船内へと吸い込まれていく。
実はこの日の乗客、全部で15人(出国審査のとき数えました)。
これじゃ、人間の方にお金をかけられないよなぁ。
この日は揺れもなく、快適な航海。
大海原を進むと多くの貨物船とすれ違った。
この航路は台湾と日本を結ぶ物流の大動脈。
青い海に何隻もの貨物船が行き交う光景は壮観!
そして日が沈みかけるころ、遠くに大きな島影が。
たくさんの建物も見える。
与那国島などの離島とは全然違う。
台湾島だ!
日が沈んでいく・・・。
辺りが暗くなった頃、台湾の基隆港に着岸。
2時間近く遅れただろうか。
遅れたおかげで船から夕日を見ることができたけど。
ちなみに台湾の入国審査は、下船してから客船ターミナルで。
国際航路としてはあまり有名でなかった有村産業。
観光旅行なら2泊3日で行く人も多い現在、名古屋や大阪から片道3日かけて台湾、というのはなかなか利用しづらいだろう。
下関~釜山を結ぶ関釜フェリーにはたくさんいる「運び屋さん」のような人もいなかった。
客船としては厳しいのが現実だったのだろう。
有村産業の運航として停止した後、この航路を引き受ける会社を募集していた。
だけど引き受け手もなく、このまま廃止に・・・。
さよなら、有村産業。
2003年9月
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