鉄道旅行を中心に、世界遺産から珍スポットまで、なんでもアリの旅行記
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アラバン駅に着くと、すぐにディーゼル機関車の付替え作業が始まった。
トゥトゥバン駅へと折り返す作業が進んでいく。
作業をしているすぐ横にあるのは人力トロッコ。
これを使って勝手に、しかも堂々と営業している。

アラバン駅の切符売り場に並ぶ。
右側にある黒板が時刻表。
チョークで時刻表が書かれている。
定食屋の「今日のおすすめ」じゃないんだからさ・・・。

切符も買ったし、発車時間まで12系客車を撮影。
左側の線路ではトロッコを押している。

さて、帰りはどうしよう。
座って帰ると景色は良く見えないし・・・。
決めた!
帰りの立ち位置はここだ!
使われていない車掌室に身を半分隠し、ここから後ろを眺めて帰ろう。
石が飛んできても、多少は安全だろう。
だけど、あとで別の恐怖を感じることになる。
実は床の先端がグラグラ、足で踏むと沈む状態。
壁との境を見ると錆びて穴が開いている。
こんな床を下から連結器が襲うのである。
走行中、激しい揺れに合わせて連結器が「ガンッ!ガンッ!」と下から床を叩くのだ。
見えているのは頭の部分だけど、奥には連結器の長い胴体があって重量は相当なもの。
その連結器が浮き上がるほどの揺れに耐え、列車から振り落とされないようにしなければならない。
つかまる所はない+床が抜けるんじゃないかという恐怖。

そんな恐怖が待っているとも知らず、のんびりと発車を待つ。
同じく発車を待っているのは、トロッコを押す人たち。
列車がいなくならないと商売が始まらない。
奥から次々とトロッコが集まってくる。

アラバン駅から1駅目のスーカット駅へ。
激しい揺れでもう疲れた・・・。
ここからトゥトゥバン駅まで線路は複線になる。

長い直線区間を高速道路に沿って走ったあと、線路は右にカーブする。
そのカーブした線路脇に建っているのが低所得者向け集合住宅。
スラムを取り壊して建て移り住んでもらったそうだ。
しかし安い賃料でも払えず、中がスラム状態になってしまったらしい。

パコ駅に到着。
で、ここが駅だってわかります?
ホームもほんのちょっとしかなく、駅舎は小さな仮設小屋があるだけ。
本来の駅舎は建設途中で何年も放置されたまま。
「フィリピン国鉄に乗るには中心部から近いパコ駅がよい」と薦めているガイドブックもある。
キリシタン大名の高山右近の像が近くにあるからそんな説明になるのか。
実際には通りから駅に入る道も無く、前後の踏切から線路を歩かないと。

右側に見えるのが建設を放棄されたパコ駅の駅舎。
左側の線路が水没しかかっている。
言っておきますが廃線跡ではありませんよ。
行きの列車でその線路を通っていますから。

壊されたスラムの横を走る。
線路がだんだん悪くなってきた。
土に埋もれかかっている。
スラムが壊された跡でも、そこでまた生活が始まっている。

線路脇で体を洗うオヤジ発見。
ていうか、これは線路か?

木が線路に覆いかぶさるように生えているけど。
これって大丈夫だと思います?
正解は、大丈夫じゃない。
列車に枝が当たります。
そして投石が当たります。
ガンッ!
ゴンッ!
カシャガシャッキキーッ!
列車に乗っているとは思えない音を楽しめます。

パシグ川の鉄橋をゆっくり渡る。
線路はまっすぐなはずだけど、まっすぐに見えない。
なんか歪んで見える。
鉄橋を渡り、対向の線路にあった看板には・・・、「Limit 5km/h」
制限5キロ!?
そんなにゆっくりじゃないと危ない鉄橋なのか!?

今度は線路で頭を洗うオヤジ発見。

線路を跨ぐ立派な高架橋はLRT2号線の線路。
同じフィリピンの鉄道とは思えない。
差がありすぎ。

レールはほとんど土に埋まり、枕木なんて過去の物となっている。
なんか路地裏の雰囲気。
線路はカーブしているけど、なめらかに曲がっていない。
そのカクカクした部分はレールの継ぎ目。
そこを通るとガンッ!ガンッ!と激しい揺れに襲われるのだ。

もうここまでくると線路じゃないね(´Д`|||)
しかもこの景色、10年前はJRの線路を走っていた客車から見ている。
いったいどうなっているんだ!

ラオンラーン駅に停車中。
列車の最後尾が踏切にかかってしまっている。
そして列車のすぐ後ろを走り抜けるジプニーを見下ろしていた。
すごい光景だなーと、下を見ていたら・・・、

レール!レール!!
ちょっと、そこ、ボロボロじゃんよっ!
何センチかなくなっているし。
これでレールの役目果たせるの!?

確認です。
すぐ隣の水溜り、あれも線路ですからね。

ラオンラーン駅を発車。
ホームも廃墟状態。
上りホームの屋根なんて、鉄骨が残るだけだし。
小さな女の子がバカな外国人に気付いて手を振ってくれた。
こんな風に手を振ってくれるのはまれ。
線路にいた人がこっちに気付くと、大きく指差して何かをがなりたててくるのがほとんど。
中には石を投げてくるから要注意。

ここって、線路だよね?

ハイ、線路です。

線路ですってば!
こんな水の中でも、グラングラン揺れながら走っていくのだ。
生活している人もたくさんいるし。
この世のモノとは思えん。

フィリピン国鉄の乗り心地と、流れ行く景色を動画でご覧ください。
トゥトゥバンに戻ってきた。
車庫に放置された客車の横を走っていく。

終点トゥトゥバン駅に到着。
奥の建物はフィリピン国鉄本社。
ホント、ここだけ立派。
エアコンの室外機がイカしているね。
あっ、忘れていたことが1つ。
12系客車は元から冷房車だったけど、現在冷房は使われず。
客室内では金網越しにフィリピンの熱い風と砂ボコリを堪能できます。

車庫に引き上げていく12系客車。
いつまで現役でいられるのだろう。
寿命が先か、廃線が先か・・・?

MRT3号線クバオ駅の歩道橋から撮影。
上を横切るのはLRT2号線、下を走るのがMRT3号線。
あらためてフィリピン国鉄との落差が・・・。
あと残り少ない滞在時間、LRTとMRTに乗ってマニラを1周した。
途中で日が暮れてしまい、景色を楽しめなかったけど。

空港で送迎のガイドさんから「何シニ来タンデスカ?」と聞かれた。
「鉄道に乗るために来たんです」と答えたら、不思議そうな顔。
聞くとフィリピン国鉄には乗ったことがないそうだ。
こんな目的でフィリピンに行く人、ほとんどいないよな(´・ω・`)
トゥトゥバン駅へと折り返す作業が進んでいく。
作業をしているすぐ横にあるのは人力トロッコ。
これを使って勝手に、しかも堂々と営業している。
アラバン駅の切符売り場に並ぶ。
右側にある黒板が時刻表。
チョークで時刻表が書かれている。
定食屋の「今日のおすすめ」じゃないんだからさ・・・。
切符も買ったし、発車時間まで12系客車を撮影。
左側の線路ではトロッコを押している。
さて、帰りはどうしよう。
座って帰ると景色は良く見えないし・・・。
決めた!
帰りの立ち位置はここだ!
使われていない車掌室に身を半分隠し、ここから後ろを眺めて帰ろう。
石が飛んできても、多少は安全だろう。
だけど、あとで別の恐怖を感じることになる。
実は床の先端がグラグラ、足で踏むと沈む状態。
壁との境を見ると錆びて穴が開いている。
こんな床を下から連結器が襲うのである。
走行中、激しい揺れに合わせて連結器が「ガンッ!ガンッ!」と下から床を叩くのだ。
見えているのは頭の部分だけど、奥には連結器の長い胴体があって重量は相当なもの。
その連結器が浮き上がるほどの揺れに耐え、列車から振り落とされないようにしなければならない。
つかまる所はない+床が抜けるんじゃないかという恐怖。
そんな恐怖が待っているとも知らず、のんびりと発車を待つ。
同じく発車を待っているのは、トロッコを押す人たち。
列車がいなくならないと商売が始まらない。
奥から次々とトロッコが集まってくる。
アラバン駅から1駅目のスーカット駅へ。
激しい揺れでもう疲れた・・・。
ここからトゥトゥバン駅まで線路は複線になる。
長い直線区間を高速道路に沿って走ったあと、線路は右にカーブする。
そのカーブした線路脇に建っているのが低所得者向け集合住宅。
スラムを取り壊して建て移り住んでもらったそうだ。
しかし安い賃料でも払えず、中がスラム状態になってしまったらしい。
パコ駅に到着。
で、ここが駅だってわかります?
ホームもほんのちょっとしかなく、駅舎は小さな仮設小屋があるだけ。
本来の駅舎は建設途中で何年も放置されたまま。
「フィリピン国鉄に乗るには中心部から近いパコ駅がよい」と薦めているガイドブックもある。
キリシタン大名の高山右近の像が近くにあるからそんな説明になるのか。
実際には通りから駅に入る道も無く、前後の踏切から線路を歩かないと。
右側に見えるのが建設を放棄されたパコ駅の駅舎。
左側の線路が水没しかかっている。
言っておきますが廃線跡ではありませんよ。
行きの列車でその線路を通っていますから。
壊されたスラムの横を走る。
線路がだんだん悪くなってきた。
土に埋もれかかっている。
スラムが壊された跡でも、そこでまた生活が始まっている。
線路脇で体を洗うオヤジ発見。
ていうか、これは線路か?
木が線路に覆いかぶさるように生えているけど。
これって大丈夫だと思います?
正解は、大丈夫じゃない。
列車に枝が当たります。
そして投石が当たります。
ガンッ!
ゴンッ!
カシャガシャッキキーッ!
列車に乗っているとは思えない音を楽しめます。
パシグ川の鉄橋をゆっくり渡る。
線路はまっすぐなはずだけど、まっすぐに見えない。
なんか歪んで見える。
鉄橋を渡り、対向の線路にあった看板には・・・、「Limit 5km/h」
制限5キロ!?
そんなにゆっくりじゃないと危ない鉄橋なのか!?
今度は線路で頭を洗うオヤジ発見。
線路を跨ぐ立派な高架橋はLRT2号線の線路。
同じフィリピンの鉄道とは思えない。
差がありすぎ。
レールはほとんど土に埋まり、枕木なんて過去の物となっている。
なんか路地裏の雰囲気。
線路はカーブしているけど、なめらかに曲がっていない。
そのカクカクした部分はレールの継ぎ目。
そこを通るとガンッ!ガンッ!と激しい揺れに襲われるのだ。
もうここまでくると線路じゃないね(´Д`|||)
しかもこの景色、10年前はJRの線路を走っていた客車から見ている。
いったいどうなっているんだ!
ラオンラーン駅に停車中。
列車の最後尾が踏切にかかってしまっている。
そして列車のすぐ後ろを走り抜けるジプニーを見下ろしていた。
すごい光景だなーと、下を見ていたら・・・、
レール!レール!!
ちょっと、そこ、ボロボロじゃんよっ!
何センチかなくなっているし。
これでレールの役目果たせるの!?
確認です。
すぐ隣の水溜り、あれも線路ですからね。
ラオンラーン駅を発車。
ホームも廃墟状態。
上りホームの屋根なんて、鉄骨が残るだけだし。
小さな女の子がバカな外国人に気付いて手を振ってくれた。
こんな風に手を振ってくれるのはまれ。
線路にいた人がこっちに気付くと、大きく指差して何かをがなりたててくるのがほとんど。
中には石を投げてくるから要注意。
ここって、線路だよね?
ハイ、線路です。
線路ですってば!
こんな水の中でも、グラングラン揺れながら走っていくのだ。
生活している人もたくさんいるし。
この世のモノとは思えん。
フィリピン国鉄の乗り心地と、流れ行く景色を動画でご覧ください。
トゥトゥバンに戻ってきた。
車庫に放置された客車の横を走っていく。
終点トゥトゥバン駅に到着。
奥の建物はフィリピン国鉄本社。
ホント、ここだけ立派。
エアコンの室外機がイカしているね。
あっ、忘れていたことが1つ。
12系客車は元から冷房車だったけど、現在冷房は使われず。
客室内では金網越しにフィリピンの熱い風と砂ボコリを堪能できます。
車庫に引き上げていく12系客車。
いつまで現役でいられるのだろう。
寿命が先か、廃線が先か・・・?
MRT3号線クバオ駅の歩道橋から撮影。
上を横切るのはLRT2号線、下を走るのがMRT3号線。
あらためてフィリピン国鉄との落差が・・・。
あと残り少ない滞在時間、LRTとMRTに乗ってマニラを1周した。
途中で日が暮れてしまい、景色を楽しめなかったけど。
空港で送迎のガイドさんから「何シニ来タンデスカ?」と聞かれた。
「鉄道に乗るために来たんです」と答えたら、不思議そうな顔。
聞くとフィリピン国鉄には乗ったことがないそうだ。
こんな目的でフィリピンに行く人、ほとんどいないよな(´・ω・`)
2008年1月
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